6. ZENMU Virtual Desktop 設定画面の機能とZENMUモードスタート画面のオプション機能¶
本章では、ZVD設定画面の機能とZENMUモードスタート画面のオプション機能について説明します。ZVD設定画面の機能は、ZENMUモード、非ZENMUモード共通です。ZENMUモードスタート画面のオプション機能については、ZENMUモードの時のみご使用可能です。
6-1. 設定画面とオプション機能の表示方法¶
ZVD設定画面で設定変更するには、仮想ドライブが アンマウント状態(ZENMUモードスタート画面から表示) である必要があります。
変更可能な項目は活性化しています。必要な変更を行い、「変更」ボタンをクリックします。
仮想ドライブが マウント状態(ZENMUツールバーより表示) の場合、設定は確認のみ可能です。
(1) ZENMUモード¶
(2) 非ZENMUモード¶
■ 設定画面の表示方法
6-2. 設定 -「仮想ドライブ」タブ¶
(1) 仮想ドライブの基本設定¶
仮想ドライブ番号 : 変更不可
ZVDシステム内部で使用している番号です。
仮想ドライブ名 : 変更可能 (入力)
任意の仮想ドライブ名を入力します。(エクスプローラーに設定した仮想ドライブ名が表示されます)
仮想ドライブ文字 : 変更可能(プルダウンより選択)
仮想ドライブのサイズ : 変更不可
仮想ドライブのサイズは、仮想ドライブ作成時のみ設定可能 です。デフォルトでは 500MB~30GB まで指定可能です。またZVD設定XMLファイル(ZVDesktop_Config.xml)に<VDriveSizeOption>タグを設定することで、30GB以上のサイズを指定することが可能です。設定方法の詳細は、別マニュアル「ZVD_Ver1.4_XMLファイルによるカスタマイズ.pdf」をご参照ください。以下よりダウンロード可能です。ロールバックデータの保存設定(デフォルト)する場合は仮想ドライブの2倍、あわせてフルバックアップを取得する場合は仮想ドライブの3倍の容量が必要です。
注釈
仮想ドライブのサイズは変更できません。変更が必要な場合は、仮想ドライブを削除し、新規で仮想ドライブを作成してください。削除方法は 10-1. ZENMUモードの仮想ドライブの削除 をご参照ください。
(2) ロールバック¶
■ ロールバックデータの保存について
ロールバックについて、ロールバックデータ保存時の注意事項は 4-6. ロールバックデータの保存とロールバック をご参照ください。
ロールバックデータ自動の保存の実行時の状態について (2) ロールバックデータ自動の保存の実行時の状態 をご参照ください
ロールバックデータはZENMUツールバーから手動保存することが可能です。 5-2. 設定の表示 をあわせてご参照ください。
■ ロールバックデータの保存の項目
ロールバック : 変更可能(チェックボックス) チェックを推奨
ロールバックデータを作成します。
アンマウント状態(ZENMUモードスタート画面)で設定画面を開いた場合は、チェックの下に最新のロールバックデータファイルの日付・時刻 が表示されます。この時刻までロールバックすることが可能です。
ロールバックデータの自動保存 : 変更可能(プルダウンより選択)
ロールバックデータの自動保存期間( x 分/時間ごと)または、「自動保存しない」を選択します。
マウント後にご使用の状態まで復元した場合は、保存期間を指定し定期的に自動保存する設定をご推奨します。
自動保存しない場合は、マウント時の自動保存または、手動でロールバックデータ保存を行った時のロールバックデータが保存されます。
通知と通知後の自動保存 : 変更可能(プルダウンより選択)
自動保存の通知から実際にロールバックデータが保存されるまでの間隔 ( x 秒/分後)を設定します。本設定で、仮想ドライブマウント中のロールバック自動保存の動作が変わります。詳しくは (2) ロールバックデータ自動の保存の実行時の状態 をご参照ください。
ファイル1(ローカルディスク) : 変更不可
PCに保存される分散ファイル1のファイル名です。仮想ドライブ作成時に自動設定されます。
■ 補足:設定XMLファイルによるロールバックデータの保存期間の変更設定
ZVD v1.4 より、設定XMLファイル(ZVDesktop_Config.xml)に<VirtualDrive><Rollback>タグを設定することで、ロールバックの設定変更が可能となりました。
詳細は、別マニュアル「ZVD_Ver1.4_XMLファイルによるカスタマイズ.pdf」をご参照ください。以下よりダウンロード可能です。 https://zenmutech.com/images/download/v14/ZVD_Ver14_XML_Customize.pdf
注釈
ZVD v1.4 からのロールバックデータ保存に関する変更項目
- アンマウント時は「ロールバック用のファイルを作成する」のチェックの下に、最後にロールバックデータの保存を行った時刻が表示されるようになりました。
万が一ロールバックが必要な際に、いつの時点まで戻るか確認可能です。 ロールバックデータ/フルバックデータの保存された時刻は、ZENMUモードスタート画面 6-11. オプション-「インターネットのプロパティを起動」 で確認することも可能です。
- 設定XMLファイル(ZVDesktop_Config.xml)に<VirtualDrive><Rollback>タグを設定することで、ロールバックデータの保存の設定変更することが可能になりました。
本設定は次回に仮想ドライブをマウントした時に有効となります。
■ 「ロールバック」のメッセージが仮想ドライブのマウント時に表示された場合の対処方法
(4) ロールバック をご参照ください。
6-3. 設定 -「外部ストレージ」¶
(1) クラウドストレージ¶
■ クラウドストレージの項目
ストレージ : ZENMUクラウドサービス(固定表示)
URL : https://zaas.zenmutech.com/user (固定表示)
メールアドレス : 仮想ドライブ所有者のID(メールアドレス)
名前 : 管理者がユーザー設定時に入力した名前(任意)
備考 : 管理者がユーザー設定時に入力した備考(任意)
「接続確認」 ボタン: クラウドストレージの接続状態を確認し、結果を表示
(2) オフラインストレージ¶
■ オフラインストレージの種類
設定XMLファイル(ZVDesktop_Config.xml)に<SecondaryAvailability>タグを設定することで、オフラインストレージ設定の選択リストに表示するオフラインストレージを指定することが可能です。
7-3. iPhone USB接続、 : 事前に設定が必要です。7-4. Android Bluetooth接続 : 事前に設定が必要です。7-5. iPhone Bluetooth LE(BLE)接続 : 事前に設定が必要です。※オフラインストレージに設定した iPhone Bluetooth LE が接続できない場合は、「(5) iPhone Bluetooth LE 接続ができなくなった場合のトラブルシューティング」をご参照ください。
■ オフラインストレージの設定を許可しない場合の設定
v1.4.3 より、設定XMLファイル(ZVDesktop_Config.xml)に<OfflineStorage disp="disabled" />タグを設定することで、オフラインストレージを設定不可にすることが可能です。
詳細は、別マニュアル「ZVD_Ver1.4_XMLファイルによるカスタマイズ.pdf」をご参照ください。以下よりダウンロード可能です。
https://zenmutech.com/images/download/v14/ZVD_Ver14_XML_Customize.pdf
■ オフラインストレージの項目
ストレージ : ストレージの種類(USBメモリー/iPhone USB/Android Bluetooth/iPhone Bluetooth LE)
ストレージ : ストレージに登録してある名称(ZVDが自動的に読み取った名称)
ファイル名 : ストレージに保存されている分散ファイル2のファイル名
「接続確認」 ボタン : オフラインストレージの接続状態を確認し、結果を表示
「変更」 ボタン : オフラインストレージの新規設定/変更( クラウドモードの時のみ 可能)
「削除」 ボタン : オフラインストレージの削除( クラウドモードの時のみ 可能)
■ オフラインストレージの変更方法
「変更」をクリックします。「オフラインストレージ変更」画面が表示されます。
「オフラインストレージ変更」画面で必要な項目を設定し、「変更」ボタンをクリックします。
続けてオフラインモードへの変更のメッセージが表示されます。
「はい」をクリックすると、「オフラインモードの設定」画面が表示されます。詳細は 5-4. クラウドモード を確認してください。
「いいえ」をクリックすると、画面が閉じます。クラウドモードが維持されます。
■ オフラインストレージの削除方法
「削除」をクリックします。
下記のメッセージが表示されるので、オフラインストレージを削除する場合は「はい」をクリックします。
■ 補足 ZENMUモード ツールバーからのオフラインストレージの変更方法
マウント中はZENMUツールバーの中央-「設定の表示」より、本画面を表示することが可能です。
また、「オフラインストレージの設定」をクリックしZVDの「オフラインストレージの変更」画面を表示することができます。設定方法は 5-5. オフラインモード をご参照ください。
6-4. 設定-「ZENMUモード」¶
(1) ZENMUモードを利用する¶
変更不可
チェックが入っている場合は、ZENMUモードを利用する設定で仮想ドライブが作成されています。仮想ドライブの新規作成時に指定可能です。デフォルトの設定は、ZENMUモードを利用する設定です。
(2) 仮想ドライブへ移動するフォルダー¶
リダイレクト可能なWindows既知のフォルダー : 変更不可
チェックが入っている場合は、仮想ドライブへ「デスクトップ」、「ドキュメント」などWindowsの既知のフォルダーがリダイレクト(移動)されています。
Windowsの既知のフォルダーは (2) 詳細設定 をご参照ください。
設定XMLファイルに指定されているフォルダー : 変更不可
ただし v1.3以前からv1.4へのアップグレードインストールで、v1.3以前でチェックをしてなかった場合のみチェックが可能です。
設定XMLファイル(ZVDesktop_Config.xml)に<JunctionFolders><Junction>タグを設定した場合、WindowsのJunction機能を使用して仮想ドライブに移動します。(最大20フォルダー)
指定したフォルダーはユーザー権限でアクセスできる必要があります。
注釈
アプリケーションの既定のフォルダーより移動すると正しく動作しなくなるアプリケーションも存在するため、 事前にアプリケーションの動作検証を必ず行ってください 。現在検証済みのアプリケーションは、Office365のOutlookです。OSTファイルを格納しているフォルダーを仮想ドライブに移動できます。注釈
ZVD v1.4 からの変更点
デフォルトでチェックが付きチェックが外せません。そのため、設定XMLファイル(ZVDesktop_Config.xml)に<JunctionFolders><Junction>タグを設定し、仮想ドライブへフォルダーの移動を設定した場合は、必ず移動されます。
仮想ドライブ作成後、設定XMLファイル(ZVDesktop_Config.xml)から移動の設定を削除した場合は、次回マウント時に移動したフォルダーが元の場所に戻ります。
移動するフォルダー数を20フォルダーを超えて指定した場合、仮想ドライブマウント時に警告が表示され、フォルダーは移動されません。設定XMLファイルを編集し、移動するフォルダーを20以内にしてください。
デフォルトでチェックされ、チェックが外せません。
詳細は、別マニュアル「ZVD_Ver1.4_XMLファイルによるカスタマイズ.pdf」をご参照ください。以下よりダウンロード可能です。
https://zenmutech.com/images/download/v14/ZVD_Ver14_XML_Customize.pdf
インターネットエクスプローラーの一時ファイルフォルダー: 変更不可
チェックが入っている場合は、インターネットエクスプローラーが保存する一時ファイルのフォルダー(キャッシュ)の場所が仮想ドライブに設定されています。
6-5. 設定 -「マウント」¶
(1) マウント¶
仮想ドライブをシステムワイドで利用可能にする : 変更可能 (チェックボックス)
マウント中に他のアプリケーションのインストールを実行する場合や、Local Systemユーザーなどで動作するサービスが存在する場合は、本設定にチェックが入っている必要があります。
他のインストールを実行する際に、Windowsにおける管理者権限への昇格が必要となるアプリケーションが多数あります。昇格の際はWindowsの仕組み上、別ユーザーとして取り扱われます。そのため、チェックを外すと他アプリケーションのインストールができない可能性があります。
PCにデフォルトで設定されているサービス、アプリケーション、コンポーネントの多くはLocal System、Local Service、Network Serviceなど別のユーザーで動作しています。そのため、それらが動作しなくなる可能性があります。
注釈
必要時以外は チェックを絶対に外さないでください 。ZENMUモードを利用する場合は、本項目を必ずチェックする必要があります 。
マウント時、設定変更時のWindowsログオンをスキップする : 変更可能 (チェックボックス)
(2) マウント中のストレージ切断時の動作¶
仮想ドライブを利用不可にする : 変更可能 (チェックボックス)
マウント中にメインで使用しているストレージ(※1)が切断された場合、仮想ドライブが利用不可となります。
(※1)クラウドモードの場合はクラウドストレージ、オフラインモードの場合はオフラインストレージとなります。
Windowsをロックする : 変更可能 (チェックボックス)
マウント中にメインで使用しているストレージ(※1)が切断された場合、Windowsがロックされます。
(※1)クラウドモードの場合はクラウドストレージ、オフラインモードの場合はオフラインストレージとなります。
仮想ドライブを利用不可、Windowsをロックするまでのタイムアウト時間 : 変更可能 (チェックボックス)
「Windowsをロックする」までのタイムアウト時間を設定します。設定したタイムアウト時間からカウントダウンされ、カウント0でWindowsがロックされます。任意の時間を選択してください。
タイムアウト時間は、「すぐに実行」、「10秒後」、「20秒後」、「30秒後」、「1分後」から選択可能です。
クラウドモ―ドの場合、オフラインモードでオフラインストレージがiPhone Bluetooth LE、Android Bluetoothの場合のみ有効です。
6-6. 設定-「アンマウント」¶
(1) アンマウント¶
変更可能(オプションボタン)
アンマウント時に起動されているアプリケーションの終了方法として、以下の3つのオプションのいずれかを選択します。
アプリケーションの終了を確認する
アンマウント時にZVDより全てのアプリケーションに終了を依頼し、終了されないアプリケーションが存在した場合、ユーザーに通知する機能です。
終了されないアプリケーションが存在した場合は、アプリケーションの終了確認メッセージが表示されますので、「強制終了」か「キャンセル」を選択してください。アプリケーションのデータ保存を確実に行った後、仮想ドライブをアンマウントすることができます。
ExcelやWordなどMicrosoft Officeのアプリケーションは、基本的にアプリケーション側で自動保存を行うため、本一覧には表示されないことがほとんどです。
次回アプリケーション起動時に「ドキュメントの回復」がアプリケーション側で自動的に表示されますので、必要に応じてご利用ください。
Windowsのシステムなどが使用しているアプリケーションが表示される場合は「強制終了」を選択してください。
「強制終了」か「キャンセル」のいずれも選択されない場合は、1分後にアプリケーションが強制終了され、アンマウントが実行されます。
アプリケーションの終了確認メッセージに特定のアプリケーションを表示させたくない場合、または、終了確認対象から除外したい場合は、設定XMLファイル(ZVDesktop_Config.xml)に<AppShutdownExceptionList>タグを設定することで、表示させない設定が可能です。
詳細は、別マニュアル「ZVD_Ver1.4_XMLファイルによるカスタマイズ.pdf」をご参照ください。以下よりダウンロード可能です。 https://zenmutech.com/images/download/v14/ZVD_Ver14_XML_Customize.pdf
仮想ドライブを利用しているアプリケーションを強制終了する
使用中のアプリケーションを強制終了してアンマウント処理を実行します。
アプリケーションによっては作業中の一時ファイルが保存されず終了しますので、ご注意ください。
アプリケーションの終了を行わない (デフォルトの設定)
アプリケーションを終了しないで、アンマウントが実行されます。
注釈
Outlookご利用時は、本項目にチェックしている場合、次回マウント後にOutlookを起動した際、OSTファイルを削除しないとOutlookが正常に起動しない旨のメッセージが表示される場合があります。本現象が発生した場合は、項目の選択「アプリケーションの終了を確認する」に変更してください。
(2) アンマウント時にWindowsの一時ファイルを削除する¶
変更可能 (チェックボックス)
仮想ドライブで作業をした際の一時ファイル(Windowsにおける"%TEMP%", "%TMP%"フォルダー配下のファイル)をアンマウント時に削除します。この際、一時ファイルにアクセスしているアプリケーションも強制終了します。
削除されるファイルは、ログオンユーザーアカウントのユーザーが削除できるフォルダー、ファイルに限ります。システムアカウント、他のアカウントが作成したフォルダー、ファイルは削除されません。
6-7. 設定-「フルバックアップと復元」¶
(1) フルバックアップの作成¶
■ フルバックアップとは
フルバックアップの目的や詳細な説明は (1) フルバックアップ をご参照ください。
PCに保存されている分散ファイル1と、クラウドストレージに保存されている分散ファイル2のフルバックアップファイルを作成します。
オフラインストレージのみを使用していて、オフラインストレージを紛失した際や、仮想ドライブにもマウントできず、ロールバックが不可能な状態になった場合も、フルバックアップをした時点まで仮想ドライブデータの復元が可能です。
クラウドモード でクラウドストレージに接続されている場合のみ、フルバックアップファイルが作成可能です。
■ 設定画面からのフルバックアップ方法(マウント状態・アンマウント状態)
「フルバックアップの作成」 ボタンをクリックします。
「開始する」をクリックすると、フルバックアップを開始します。
![]()
フルバックアップの実行は、仮想ドライブのサイズが大きい場合や、PCのスペックによっては数分を要する場合があります。
3.終了までの残り時間が表示されます。終了するまでPCの操作を行わないでください。
■ ZENMUツールバーから(仮想ドライブマウント状態)のフルバックアップ方法
詳細は 5-6. オフラインストレージの設定 をご参照ください。
(2) フルバックアップからの復元¶
■ フルバックアップからの復元とは
フルバックアップの目的や注意事項、詳細な説明は (2) フルバックアップからの復元 をご参照ください。
PCに保存されている分散ファイル1と、クラウドストレージに保存されている分散ファイル2のフルバックアップファイルより仮想ドライブを復元します。
フルバックアップの復元は、クラウドストレージに接続 されている場合、かつ、アンマウント状態(ZENMUモードスタート画面より起動したZVD設定画面より)のみ実行可能です。仮想ドライブをマウントしている場合は復元できません。
ロールバックデータの方が最新の状態まで保存している可能性が大きい です。 必ず (2) フルバックアップからの復元 の「 ■ フルバックアップからの復元の注意事項 」をご確認ください。
■ フルバックアップからの復元(アンマウント状態のみ可能) フルバックアップの目的や説明は (2) フルバックアップからの復元 をご参照ください。
「フルバックアップからの復元」ボタン横のフルバックアップファイルの作成日時を確認します。この時点の仮想ドライブに復元されます。
「フルバックアップからの復元」 ボタンをクリックします。
「開始する」をクリックすると、フルバックアップの復元を開始します。
終了までの残り時間が表示されます。終了するまでPCの操作を行わないでください。
6-8. 設定-「その他」¶
(1) エクスプローラー上で非表示、アクセス禁止にするドライブ¶
変更可能 (チェックボックス)
エクスプローラー上で非表示、アクセス禁止にするドライブをドライブ種別ごとに設定できます。
「コンピュータ内蔵のハードディスクドライブ」
USB接続の外付けハードディスクなどでWindowsが内蔵のハードディスクと判断している場合は、USB接続でも「コンピュータ内蔵のハードディスクドライブ」にチェックを入れることでアクセス制限が行われますので、ご注意ください。
「USBメモリー、リムーバルディスクドライブ」
「CD/DVDドライブ」
「ネットワークドライブ」
(2) 削除¶
「削除」 ボタン : 仮想ドライブを削除します。
削除の前に、以下をご確認ください。
注釈
Windowsの既知のフォルダー( (2) 詳細設定 参照)、設定XMLファイル(ZVDesktop_Config.xml)で<Junction>タグの指定をしたフォルダー 以外 の仮想ドライブ上のファイルやフォルダーは、仮想ドライブ削除時に全て削除されます。
そのため、仮想ドライブ直下(例 Z:直下)など Windowsの既知のフォルダー以外の必要なデータは、 手動でネットワークドライブなど仮想ドライブ以外に退避してください 。
削除の手順は 10-1. ZENMUモードの仮想ドライブの削除 をご参照ください。
(3) 自動ロック¶
一定時間PCの操作が行われなかった際にPCをロックする : 変更可能 (チェックボックス)
マウント中に一定時間PCの操作が行われなかった際に、PCがロックされます。
マウント中にPCをロックするまでの、PCの操作が行われなかった時間 : 変更可能 (チェックボックス)
マウント中に「PCをロックする」までの、PCの操作が行われなかった時間を設定します。設定した時間の間にPCの操作が行われなった場合に、PCがロックされます。任意の時間を選択してください。
時間は、「5分」、「15分」、「30分」、「60分」から選択可能です。
6-9. 設定-「クラウドモード/オフラインモード変更」¶
モード変更は マウント状態・アンマウント状態双方で変更可能 です。
■ ZVDのモードについて
クラウドモードについては (1) クラウドモード をご参照ください。
オフラインモードについては (2) オフラインモード をご参照ください。
(1) クラウドモードへ変更¶
設定画面右下の「クラウドモードに変更する」をクリックします。
「クラウドモードの設定」メッセージが表示されます。「OK」をクリックすると、オフラインモードからクラウドモードへの変更を行います。
変更完了のメッセージが表示されるので、「OK」をクリックし、メッセージを閉じます。
マウント状態の場合は、ZENMUツールバーの中央ボタン-「クラウドモード」でも変更可能です。詳細は 5-3. ロールバックデータの保存 をご参照ください。
(2) オフラインモードへ変更¶
設定画面右下の「クラウドモードに変更する」をクリックします。
「オフラインモードの設定」メッセージが表示されます。「仮想ドライブのフルバックアップを作成後、オフラインモードにする」のチェックを必要に応じて外して、「OK」をクリックします。
「仮想ドライブのフルバックアップを作成後、オフラインモードにする」にデフォルトでチェックが入っています。
![]()
注釈
外出先などで、オフラインモードでオフラインストレージのみを利用している際に、オフラインストレージを紛失・故障した場合は仮想ドライブが利用できなくなります。その場合、フルバックアップの復元を行うことで、フルバックアップを実行した時点まで仮想ドライブを戻すことが可能です。万が一に備えて、 オフラインモードに切り替える際はフルバックアップを実行する ことをご推奨します。フルバックアップについては、4-7. フルバックアップとフルバックアップからの復元 をご参照ください。
「仮想ドライブのフルバックアップを作成後、オフラインモードにする」をチェックしたまま「OK」をクリックすると、オフラインモードへ切り替える前にフルバックアップが実行されます。
変更完了のメッセージが表示されるので、「OK」をクリックしメッセージを閉じます。
マウント状態の場合は、ZENMUツールバーの中央ボタン-「オフラインモード」でも変更可能です。詳細は 5-4. クラウドモード をご参照ください。
6-10. オプション-「ブラウザーの起動」¶
■ 本機能で起動されるブラウザーについて
Windowsの「設定」‐「アプリ」‐「既定のアプリ」‐「Webブラウザー」で設定されている、既定のWebブラウザーが起動されます。
なお、Microsoft Edge(旧バージョン)などユニバーサルWindows プラットフォーム(UWP)のアプリであるWebブラウザーは本機能では起動することはできません。
■ 本機能の目的
新幹線やホテルなどWebブラウザー経由で公共のWiFi(無線LAN)に繋ぐことを目的としています。
ZVD v1.4 より、設定XMLファイル(ZVDesktop_Config.xml)に<BrowserExec>タグを設定することで、本オプションを非表示にすることが可能になりました。
詳細は、別マニュアル「ZVD_Ver1.4_XMLファイルによるカスタマイズ.pdf」をご参照ください。以下よりダウンロード可能です。■ 既定のWebブラウザーの起動方法
ZENMUモードスタート画面で 、バージョン情報の右横にある縦三点リーダー「⋮」をクリックします。
「ブラウザーの起動」をクリックすると、既定のWebブラウザーが起動されます。
6-11. オプション-「インターネットのプロパティを起動」¶
■ 本機能で起動される画面について
v.1.4.3よりコントロールパネル - 「ネットワークとインターネット」‐「インターネットオプション」を選択した際に起動される「インターネットのプロパティ」画面が起動されます。
■ 本機能の目的
仮想ドライブをマウントすることなく、現在のインターネットのプロパティを確認することを目的としています。(ZVD v1.4.3より追加)
設定XMLファイル(ZVDesktop_Config.xml)に<InetPropExec>タグを設定することで、本オプションを非表示にすることが可能になりました。
詳細は、別マニュアル「ZVD_Ver1.4_XMLファイルによるカスタマイズ.pdf」をご参照ください。以下よりダウンロード可能です。■ インターネットのプロパティの起動方法
ZENMUモードスタート画面で 、バージョン情報の右横にある縦三点リーダー「⋮」をクリックします。
「インターネットのプロパティを起動」をクリックすると、「インターネットのプロパティ」画面が起動されます。
6-12. オプション-「ログファイルのアップロード」¶
■ ログファイルのアップロード機能について
- 以下のフォルダー配下に配置されているZVDのログ、DB、設定XMLファイルをZENMUクラウドサービスへアップロードします。
C:\ZenmuTech\ZVDesktop
トラブル発生時など、ZVDサポート(zvd-support@zenmutech.com)よりアップロードをご依頼した際に、本機能をご使用頂き、仮想ドライブご利用者のメールアドレスをZVDサポート(zvd-support@zenmutech.com)へお知らせください。
会社のセキュリティの設定(ファイアウォールなど)によってはアップロードが失敗する場合があります。その場合は、メール経由など別手段でログなどをお送り頂くことがあります。ご了承ください。
仮想ドライブをアンマウントしている場合は、ZENMUモードスタート画面よりログのアップロードが可能です。詳細は 6-12. オプション-「ログファイルのアップロード」 をご参照ください。
■ ログファイルのアップロード方法
ZENMUモードスタート画面で 、バージョン情報の右横にある縦三点リーダー「⋮」をクリックします。
「ログファイルのアップロード」をクリックすると、ログをアップロードすることができます。
「ログファイルをアップロードしますか?」-「はい」を選択します。 ZENMUクラウドサービスにユーザーのログが自動でアップロード(5MBまで)されます。
アップロード完了すると、メッセージが表示されます。
マウント状態の場合は、ZENMUツールバーの中央ボタン-「ログファイルのアップロード」でも変更可能です。詳細は 5-10. その他 - ログファイルのアップロード をご参照ください。
6-13. オプション-「データの状態」¶
■ データの状態機能について
ZVD v1.4より最新のロールバックデータの日付と、フルバックアップの日付を確認することが可能です。
PCの予期にせぬ再起動などにより、仮想ドライブのマウント時にロールバックのメッセージが表示され場合、いつの時点にロールバックするかお問合せ頂くことがございました。 また、ロールバックデータを手動で保存して長期間取得していない場合、フルアックアップからの復元で、いつの時点の仮想ドライブへ復元可能かお問合せを頂くことがございました。 本機能の追加により、お客様で簡単に最新のロールバックデータの日付と、フルバックアップの日付が確認可能となりました。
ロールバックについての詳細は、(4) ロールバック をご参照ください。 フルバックアップの復元についての詳細は、(2) フルバックアップからの復元 をご参照ください。
■ データの状態の確認方法
ZENMUモードスタート画面で 、バージョン情報の右横にある縦三点リーダー「⋮」をクリックします。
「データの状態」をクリックすると、ロールバックファイルとフルバックファイルの作成日時を確認できます。
![]()
6-14. オプション-「ロールバックを実行」¶
■ ロールバックの実行機能について
ZVD v1.4.3より分散ファイルの不整合等で仮想ドライブがマウントできない時などに、本機能を利用してロールバックを行うことができます。
最後にロールバックファイルを取得した時点まで仮想ドライブをロールバックし、データを復元することができます。詳細は (4) ロールバック をご参照ください。
警告
システム管理者からの指示が無い場合は、 本機能を絶対に使用しない でください。仮想ドライブが最新の状態ではなく、最後にロールバックデータの保存をした時点の状態に戻ります。ZENMUモードスタート画面で「START」をクリックした際に、仮想ドライブのマウントに失敗した場合に使用する機能です。仮想ドライブのマウントが失敗する原因は、最後にアンマウントする際にBSoD(Blue Screen of Death)やPCのファイルシステム異常が発生した、外部ストレージに接続しないで強制的にPCを再起動した、などが考えられます。■ ロールバックの実行方法
ZENMUモードスタート画面で 、バージョン情報の右横にある縦三点リーダー「⋮」をクリックします。
「ロールバックを実行」をクリックすると、ロールバックを実行することができます。
以下のメッセージが表示されますので、「OK」を選択します。
仮想ドライブがロールバックされる日時が表示されます。「はい」をクリックすると、ロールバック処理が実行されます。
ロールバックが完了すると、メッセージが表示されるので「OK」をクリックします。
ZENMUモードスタート画面で「START]をクリックすると、仮想ドライブがマウント(利用可能な状態に)します。
6-15. オプション-「再認証」¶
■ 再認証機能について
v1.4.3よりZVDの再認証が手動で実行可能になりました。
Microsoft Azure AD認証をご使用の場合、Azure ADからZVDへ発行されるトークンの有効期限(90日)が過ぎると、ZVDの再認証が必要になります。
詳細は (1) 認証のタイミング をご参照ください。
■ 再認証の実行方法
再認証が行われ、仮想ドライブが利用可能となります。