2024年07月11日
中島洋の「セキュリティの新常識」 第8回:遺伝子検査、海外サービスの罠 国家安全保障上のリスク
内外のセキュリティに関する様々な出来事に、独自の視点で切り込んだコラム、中島洋の「セキュリティの新常識」の第8回を掲載。
今回のテーマは、
遺伝子検査、海外サービスの罠 国家安全保障上のリスク
です。
「米、中国に個人情報の販売禁止 遺伝や所得など」――2月末の少し古い記事だが、改めて重要であると感じられるようになったので、掘り起こしてみた。「米政府は、ゲノム(全遺伝情報)や生体認証、資産といった個人が特定できるデータを広範に規制する」というのである。生体認証や個人資産の情報もプライバシー保護のために海外に移転させたくない情報だが、さらに個人の遺伝情報を海外企業・政府に譲渡するのは新たに「国家安全保障の観点から」重大な問題になったのである。サイバーはミサイルより強力…
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