5. PC紛失時の仮想ドライブのロック機能¶
本章では、ZENMUクラウドサービスから仮想ドライブをロックする機能について記載します。
5-1. 仮想ドライブのロック機能について¶
(1) 仮想ドライブのロック機能の目的と特徴¶
ユーザーは自身が作成した仮想ドライブのPCやスマートフォンのWebブラウザでZENMUクラウドサービスにログインし、ロックを実行する必要があります。
■ ロック機能の目的
PCの紛失・盗難等万が一の事態の際に、PCのデータ漏洩等の事故を防ぐことを目的とした機能です。
■ ロック機能の特徴
強制的に仮想ドライブをアンマウント(使用不可能な状態)し、Windowsを強制ログオフさせます。
リモートワイプ等とは異なり、データの削除は行いません。アンマウントする事で、秘密分散され、仮想ドライブが保護された状態になります。PCが手元に戻った際にはロックを解除することで、継続して仮想ドライブを利用することが出来ます。
(2) 仮想ドライブのロック機能の概要¶
企業管理者は管理するユーザーの仮想ドライブ、ユーザーは自身が作成した仮想ドライブのロック/ロックの解除が可能です。 ロック/ロックの解除はPCやスマートフォンのWebブラウザでZENMUクラウドサービスにログオンしてから行えます。
PCやスマートフォンのWebブラウザでZENMUクラウドサービスにログインし、該当のユーザーをロックします。
ロックは仮想ドライブの使用者、または管理者により実行可能です。実際の操作方法は、 (1) ユーザー自身で行う仮想ドライブのロック、(2) ユーザー自身で行う仮想ドライブのロックの解除 をご参照下さい。
ZVDはロック通知を受け取ると、強制的に仮想ドライブをアンマウントし、Windowsを強制ログオフします。
ロック通知はPCがインターネット接続時のみ受け取り可能です。
クラウドモード、オフラインモードのどちらの場合も、ロック通知を受け取り次第ロックします。
ロック時にPCがインターネットに接続されていない場合は、再度インターネット接続時にロック通知を受信し、ロックします。
ロックを解除しない限り、再度Windowsにログインしても、すぐに強制ログオフされます。
紛失したPCの発見時等ロックを解除する際も、WebブラウザでZENMUクラウドサービスにログインし、該当のユーザーをロックの解除します。
ロックの解除は仮想ドライブの使用者、または管理者により実行可能です。
ただし仮想ドライブの管理者がロックを行った場合は、管理者のみロックの解除が可能です。使用者はロックの解除は出来ません。
5-2. ユーザー自身で行う仮想ドライブのロックとロックの解除方法¶
ユーザーは自身が作成した仮想ドライブのロックが可能です。
(1) ユーザー自身で行う仮想ドライブのロック¶
ZENMUクラウドサービスへログインします。
以下の画面が表示されるので、「仮想ドライブをロックする」をクリックします。
メッセージが表示されるので「OK」をクリックします。
(2) ユーザー自身で行う仮想ドライブのロックの解除¶
5-3. 管理者が行う仮想ドライブのロックとロックの解除方法¶
管理者は管理するグループのユーザーの仮想ドライブをロック/ロックの解除を行うことが出来ます。
対象のユーザーを検索した上で、ロック/ロックの解除を行って下さい。
注釈
管理者が仮想ドライブをロックした場合、ユーザーはユーザー自身の仮想ドライブロックの解除を行うことが出来ません。ご注意下さい。
(1) ユーザーの検索方法¶
対象ユーザーは以下の手順で検索可能です。
ZENMUクラウドサービスへログインします。
メニューの「ユーザー」 - 「リスト」をクリックする。
「検索キーワード」にユーザーのメールアドレスの一部等キーワードを入力し「検索する」をクリックする。
検索で抽出されたユーザーが「検索する」ボタンの下に表示されるので、右端のボタンをクリックする。「ユーザー情報の変更」画面が表示されます。