2023年11月27日

LRM株式会社-ZENMU Virtual Drive 導入事例-

LRM株式会社-ZENMU Virtual Drive 導入事例-

秘密分散でPCの紛失・盗難時の
データ保護をより確実・安全に

情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を提供するLRM株式会社(以下、LRM)では、PCの紛失・盗難時の情報漏洩対策として「ZENMU Virtual Drive」の代理店販売を行っている。また、社内でも本サービスを活用。社用のWindows PC全台にZENMU Virtual Driveを導入し、PCにおける情報の保護を徹底させている。

導入前の課題

  • PCにおけるディスクの暗号化やクラウドストレージへのユーザーデータの保存といった従来対策では情報漏洩の不安が払しょくできなかった
  • VDIのクラウドサービスの導入を検討するも、導入に相応の手間がかかる、オフラインのPCでは使えないといったネックがあった

導入後の効果

  • システムの導入・展開の手間を最小限に抑えながら、PCの紛失・盗難時の情報漏洩対策が強化できた
  • 持ち出しPCの情報漏洩対策で悩む企業に向けて適切なソリューションの提案と活用支援が提供できるようになった

ZENMUの選定理由

  • 導入・展開の手間をかけずにPCからの情報漏洩を防げるサービスの手軽さと実効性
  • オフライン時にも利用可能でもPC上にデータが残らない利便性と安全性
  • 盗難・紛失時のデータの不正使用にもロックがかけられる革新性

導入の背景

情報漏洩対策を巡る不安の解消に向けて
LRMは、情報セキュリティに特化したコンサルティング事業とサービス事業(情報セキュリティサービス事業)を手がける企業。事業の根幹を成すミッションとして、仕組み化と人の意識向上によって、顧客が情報を守ることと活用することを両立して持続的な企業価値向上を実現するために、「Security Diet®」というコンセプトを打ち出している。
そのコンセプトの下で展開されている情報セキュリティサービス事業では、同社が開発した情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」をはじめ、各種のクラウドサービスが提供されている。その中の1つが「ZENMU Virtual Drive」だ。LRMでは2019年7月に本サービス(の前身である「ZENMU Virtual Desktop」)の社内利用をスタート。続く10月には外販を始動させている。

堀江 圭介氏

LRM株式会社
経営企画部 コーポレートITチーム マネージャー
堀江 圭介氏

「ZENMU Virtual Driveを採用する以前、当社内ではPCの情報漏洩対策として『BitLocker』を使ったディスクの暗号化を行っていました。また『PCのローカルディスクにはユーザーデータを置かず、すべてを社用のクラウドストレージ(Box)に保存する』というルールを打ち出し、その順守を徹底していました。それでも、PCが盗難され、ユーザー認証が破られたりすればデータが窃取されてしまうリスクがあり、対策への不安を払しょくできずにいたのです。そこで、より強度の高いセキュリティサービスを探し、結果として採用したのがZENMU Virtual Driveです」( LRM株式会社 経営企画部 コーポレートITチーム マネージャー、堀江 圭介氏)

導入の決め手

クラウドを使ったサービスの手軽さとセキュリティ強度の高さを評価
LRMがZENMU Virtual Driveの採用を決めた大きなポイントは、強度の高いセキュリティソリューションでありながら、使用のために新たなシステムの導入を必要としない手軽さにあったという。
実際、ZENMU Virtual Driveでは、サービスをPCにインストールして必要な設定を施すだけで秘密分散処理を行う仮想ドライブが生成される。ユーザーは、その仮想ドライブにデータ(ユーザーデータ)を保存すればよく、それによってデータに対する「無意味化」の処理と2片への分割処理、そしてPCのローカルディスクとクラウド(ZENMU管理サービス)への分散保存が自動実行される。これにより、PCのローカルディスクには「無意味なデータ」しか存在しなくなり、万が一PCの紛失・盗難が発生したとしても、ZENMU管理サービスからPCにロックをかけるだけでデータの復元・流出を阻止することが可能になる。
加えて、ZENMU Virtual Driveでは、分散片の格納先としてクラウドのほかにスマートフォンなどを登録しておくことができる。これにより、オフライン状態のPCでも秘密分散の処理を機能させ続けることができる。
「実のところ、クラウド上のVDIサービスを使うことでもPCの情報漏洩対策が強化できます。ただし、VDIサービスを使うには、そのための環境をクラウド上に新たに構築しなければならず、それには相応の手間やコストがかかります。しかも、VDIサービスは、PCがオフラインの状態になると使えなくなるといったネックもあります。それらの点を総合的に評価すると、ZENMU Virtual DriveのほうがVDIサービスよりも利便性、コストパフォーマンスに優れた仕組みであることがわかります。ゆえに当社ではZENMU Virtual Driveの採用を決め、外販にも乗り出したのです」(堀江氏)

導入の効果

ハイブリッドワークの時代にPCからの情報漏洩をより確実に阻止
LRM社内では現在(2023年9月現在)、Windows 11環境にZENMU Virtual Driveを導入して運用しており、本サービスによって社用のWindows PC全台が保護されている。堀江氏は、ZENMU Virtual Driveではクラウド上から設定ファイルの一括配布が行えるため多数のPCへの展開も容易であり、また、本サービスの導入でPCのパフォーマンスが低下することもないと評価する。
そうしたZENMU Virtual Driveの導入効果について、堀江氏は次のように明かす。
「大きな効果は、PCの紛失・盗難が発生してもユーザーデータがしっかりと守れるという安心感が得られたことです。特にZENMU Virtual Driveの場合、PCがオンラインの状態にあっても外部ストレージにロックをかけることで、当該PCから情報が流出するのを阻止できます。このようなソリューションは他にはなく、その使用で得られる安心感は唯一無二のものです」
また、ZENMU Virtual Driveによるデータの無意味化と分散化によってPCの紛失・盗難を「情報の漏洩」ではなく、単なる「機材の紛失・盗難」として位置づけ、取り扱うことも可能になる。「この位置づけの変化は、当社の推進するSecurity Diet®にも通じるもので、企業にとってベネフィットの大きな転換です」(堀江氏)
さらに、ZENMU Virtual Driveの社内利用を通じて獲得できた活用のノウハウは、本サービスを使う顧客企業をサポートするうえでも、PCの情報漏洩対策をどう強化すべきかで悩む企業にZENMU Virtual Driveを使った適切なソリューションを提示するうえでも有用であると堀江氏は述べ、次のように話をまとめる。
「新型コロナウイルス感染症の流行を境にテレワークが一般化したことで、より多くの企業が持ち出しPCの情報漏洩対策を強化しようとZENMU Virtual Driveに強い関心を寄せ始めています。その機をとらえながら、本サービスによる情報漏洩対策の強化とスリム化に一層の弾みをつけたいと願っています」

会社プロフィール

会社 LRM株式会社
LRM株式会社
HP https://www.lrm.jp/
住所 兵庫県神戸市中央区栄町通1-2-10 読売神戸ビル5F
代表者 代表取締役CEO 幸松 哲也
従業員数 75名(2023年11月現在)
業務内容 情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」開発提供
セキュリティコンサルティング提供

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