2026年07月10日

秘密計算データベースプラットフォーム QueryAhead®のバージョン2をリリース

秘密計算データベースプラットフォーム QueryAhead®のバージョン2をリリースしました。
これまで、QueryAhead® バージョン1系列を各所に提供させて頂き、秘密計算に関する様々な概念実証やアプリケーション開発に利用して頂きました。一方、ご利用頂いているユーザー様からは、速度面、安定性面、機能面で多くの改善要望を頂いており、当社ではその解決にむけて開発を続けてきました。
今回、これらの機能改善をまとめて、バージョン2としてリリースします。バージョン2ではサーバー構成を刷新し、高速化、安定性向上、機能強化を実施しました。

【高速化】サーバーの秘密計算部のネイティブコード化
バージョン1系列では、主にPython実装によって秘密計算が実行され、部分的にネイティブコードも利用されていました。バージョン2では、ネイティブコードによる秘密計算実行へ完全移行しました。これにより、秘密計算の実行速度が大幅に向上しました。

【安定性向上】データ同期やリソース使用方法の改良
データ利用時の同期手順や、ネットワーク等のリソースの使用方法を見直すことにより、稼働安定性が向上しました。

【機能強化】行列演算の高効率化
遅延評価機構により、行列計算を高効率化したSharedArrayを開発しました。SharedArrayは、NumPy の ndarray と同じような使い勝手で利用可能なインターフェイスで、記述容易性を担保しつつ、そのまま秘密計算として実行可能とする機構です。上記のネイティブコード化との組み合わせにより、行列演算を多用する統計計算や機械学習の秘密計算処理が、バージョン1系列に比べて大幅に改善しました。

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