6. ZENMUツールバーからの操作

本章では、ZENMUツールバーの選択項目からの操作方法について記載します。
ZENMUツールバーは、仮想ドライブ作成後初回マウント時にはデスクトップ画面の左上に表示されますが、任意の位置に移動可能です。次回マウント時には、前回アンマウント時に移動した位置に表示されます。
_images/zenmubar_設定メニュー.png

6-1. 設定の表示

_images/変更1.png

(1) 仮想ドライブ をご参照ください。

6-2. ロールバックデータの保存

手動でロールバックデータの保存を実行します。

_images/zenmubar_RBデータ保存.png

6-3. クラウドモード

オフラインモードからクラウドモードへの変更を行います。

_images/クラウドモード1.png _images/クラウドモード2完了.png
既にクラウドモードになっている場合、以下のダイアログが表示されます。
※仮想ドライブの新規作成直後は、クラウドストレージのみ設定されている状態でクラウドモードです。
_images/すでにクラウドモード.png

6-4. オフラインモード

クラウドモードからオフラインモードへの変更を行います。

_images/オフラインモード変更2.png _images/オフラインモード変更完了.png

既にオフラインモードになっている場合、以下のダイアログが表示されます。

_images/すでにオフラインモード.png

オフラインストレージが未設定の時は、以下のダイアログが表示されます。「オフラインストレージの設定」を先に設定を行ってください。

_images/オフラインモードストレージ未設定.png

6-5. オフラインストレージの設定

オフラインストレージには、以下3種類のストレージが選択可能です。

  1. USBメモリー

  2. iPhone USB接続

  3. Android Bluetooth接続

(1) USBメモリー

USBメモリーをご利用になる場合は、3-3. オフラインモードで利用する をご参照ください。

(2) iPhone USB接続

iPhone USB接続をご利用になる場合は、以下の手順で事前設定を行ってください。

  1. iTunesのインストール

ZVDでiPhone USB接続を利用するためには、ご利用のPCにiTunesをインストールする必要があります。事前に下記のApple社のサイトから、iTunesをインストールしてください。 https://www.apple.com/jp/itunes/

Windows10用にデスクトップ版、ユニバーサルWindowsプラットフォーム(以下UWP)版のiTunesがリリースされていますが、ZVDでiPhone USB接続を利用するためには デスクトップ版 のインストールが必要となります。

デスクトップ版をインストール後は、デスクトップにiTunesのショートカットが作成されます。

またデスクトップ版では、Windowsボタン→「アプリと機能」→iTunesでインストール日の上にサイズ表記がされています。

_images/itunes1.png
  1. デスクトップ版iTunesの入手

以下の方法で、デスクトップ版iTunesを入手してください。

1). https://www.apple.com/jp/itunes/ にアクセスし、画面下部の「ほかのバージョンをお探しですか?」の右側に表示されている「Windows」をクリックします。

注釈

「Get from Microsoft」のアイコンをクリックすると、Microsoft Storeに移動し、UWP版のiTunesがインストールされてしまいますので、本アイコンはクリックしないよう、ご注意ください。
_images/itunes2.png

2). 「今すぐWindows用のiTunesをダウンロード(64bit版)」をクリックする

_images/itunes3.png
  1. PCとのiPhone USB接続

iPhoneとPCをUSBケーブルで接続します。

ホーム画面に「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されたら 「信頼」をタップします。

iOSのバージョンによっては、iPhoneのパスワード入力を要求される場合があります。

注釈

仮想ドライブ利用中は、iPhoneを抜去しないでください。

(3) Android Bluetooth接続

Android Bluetooth接続をご利用になる場合は、以下の手順で事前設定を行ってください。

  1. Android用アプリケーション(ZenmuBT)のインストール

ZVDでAndroid Bluetooth接続を利用するためには、AndroidにAndroid用アプリケーション(ZenmuBT)のインストールが必要です。 事前にGooglePlayから「ZenmuBT」をダウンロード後、インストールしてください。GooglePlayで「Zenmu」と検索すると「ZenmuBT」が表示されます。

  1. Android携帯とPCとのペアリング

1). PCのBluetooth設定をONにし、Bluetoothデバイスの追加を選択します。

2). Androidの設定から、BluetoothをONにします。

_images/android1.png _images/android2.png

3).しばらくすると、AndroidとPC各々に使用可能なデバイスが表示されますので、ペアリングするAndroidとPCを選択します。

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4). ペアリング設定のためのPINが同一であることを確認して、Androidの「ペア設定する」とPCの「接続」をクリックします。

5). AndroidやPCの種類、ペアリングの回数等によって、PINの入力を要求される場合もあります。PINの入力を要求された場合は、PINを入力します。

_images/android5.png _images/android6.png

6). ペアリングが完了すると、AndroidとPCに、以下のように「ペアリング済み」と表示されます。

_images/android7.png _images/android8.png
7). ペアリング完了後、PC画面右下に「デバイスセットアップ完了」のメッセージが表示されます。
「デバイスセットアップ完了」メッセージの表示を確認後、仮想ドライブの新規作成を行ってください。
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  1. Android用アプリケーション(ZenmuBT)の起動

Android用アプリケーション(ZenmuBT)を起動します。ZVDをご利用の際には、常に「ZenmuBT」を起動状態にしてください。 Androidの機種・バージョンによって、アプリケーションの画面が前面に表示されていない場合、一定時間でアプリケーションが終了されることがありますので、「ZenmuBT」を前面に表示した状態でご利用頂くことを推奨します。

_images/android11.png

注釈

仮想ドライブ利用中は、Android用アプリケーション(ZenmuBT)を終了したり、PCから離れた場所にAndroidを移動しないでください。Android Bluetoothが非接続となり、ZVDの仮想ドライブが利用不可となります。
Android Bluetoothをオフラインストレージとして設定している場合、Android BluetoothがPCと非接続の状態でマウントを試みる(ZVDスタート画面で「START」をクリックする)と、Android Bluetooth接続確認のために2~3分の処理時間(待ち時間)が生じます。
上記の待ち時間を避けるため、常にAndroid がPCとBluetooth接続状態であることを推奨します。

6-6. フルバックアップと復元

(6) フルバックアップと復元 をご参照ください。

6-7. バージョン情報

現在ご利用のZVDのバージョン情報が確認できます。

_images/バージョン情報.png

6-8. その他 - 仮想ドライブのアンマウント

ZENMUモードで仮想ドライブを利用中に、仮想ドライブをアンマウントした状態でデスクトップ/エクスプローラーへのアクセスを許可するための機能です。以下の場合等でご利用ください。
  • Windows Updateの適用

  • ZVDのアップグレード

  • ZVD以外のアプリケーションのインストール

  • ご利用のPCメーカー付属のアプリケーションのアップデート等

「仮想ドライブのアンマウント(ZENMUモード)」画面で「はい」をクリックすると、ZENMUモードのままで仮想ドライブのアンマウントを行います。

_images/VDアンマウント1.png

「デスクトップ/エクスプローラーの表示」をクリックするとデスクトップが表示されます。「デスクトップ/エクスプローラーの表示」を再度クリックするとエクスプローラーが起動します。

「閉じる」をクリックすると、画面が黒くなり、ZENMUツールバーのみ表示されます。

_images/VDアンマウント2.png _images/zenmubar_アンマウント.png

注釈

仮想ドライブは既にアンマウントされています。
仮想ドライブの作成時に、デスクトップのリダイレクト設定を行っていた(仮想ドライブへ移動するフォルダーとして、「リダイレクト可能なWindowの既知フォルダー」にチェックを入れた)場合( (2) 詳細設定 参照)、アンマウント中で仮想ドライブ(例:Zドライブ)にリダイレクトされたデスクトップが利用できないことにより、Windowsにより以下のエラー画面が表示されます。
こちらはWindowsの仕様なので問題ありません。「OK」をクリックし、エラー画面を閉じてください。
_images/VD利用不可.png

6-9. その他 - ログファイルのアップロード

ZenmuTech サポートから依頼させて頂いた場合に使用します。 「ログファイルをアップロードしますか?」-「はい」を選択すると、ZENMUクラウドサービスにユーザーのログが自動でアップロード(5MBまで)され、ZenmuTech サポートが解析可能となります。