2. 仮想ドライブの新規作成¶
本章では、仮想ドライブの新規作成方法について記載します。
プロキシの設定や追加でリダイレクトするフォルダ―等、XMLファイルの設定を行う場合は、必ず仮想ドライブの新規作成前に行ってください。 詳細は 1-3. プロキシ設定について、 1-4. 設定XMLファイルによるその他の設定 をご参照ください。
2-1. ZENMUクラウドサービス認証¶
Windowsメニューからアプリケーションの一覧を表示して「ZENMU Virtual Desktop」フォルダーを展開し、「ZVDesktopStart」を選択してください。
「ZENMU Virtual Desktop 仮想ドライブの作成」画面が表示されます。
※「ZvdPushNotify」はZENMUクラウドサービスで仮想ドライブをロック、またはロック解除した時に、PCに通知をする機能です。ZVDインストール時、同時にインストールされます。
管理者から予め告知されているEメールアドレスとパスワードでサインインし、ZENMUクラウドサービスのサーバー認証を行ってください。
Microsoft Azure ADアカウントでPCやOffice 365にログインしている場合は、サインイン画面で「Microsoft Azure ADアカウントでログイン」をクリックすることで、ユーザー名/パスワードを入力することなく自動的にZENMUクラウドサービスにログイン可能です。
注釈
Microsoft Azure ADアカウントをご使用になる場合は、事前設定が必要となります。ZVDesktopをお申し込み時にご申請ください。![]()
Microsoft Azure ADアカウントにログインしていない状態の場合は「Microsoft Azure ADアカウントでログイン」時に以下の画面が表示されるので、Microsoft Azure ADのアカウントとパスワードの入力が必要となります。
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2-2. 仮想ドライブの設定¶
(1) 基本設定¶
仮想ドライブ名
仮想ドライブ名を任意で設定できます。仮想ドライブ文字
プルダウンで選択してください。仮想ドライブサイズ
プルダウン500MB~30GBまで設定できます。(1GB以上は1GB単位での設定可)
注釈
仮想ドライブ作成後に仮想ドライブのサイズ変更はできませんので、ご注意ください。
(2) 詳細設定¶
デフォルトの設定は以下の通りです。
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ZENMUモード
推奨
「ZENMUモードを利用する」にチェックしてください。
「仮想ドライブへ移動するフォルダー」は、原則として全てチェックしてください。
「仮想ドライブへ移動するフォルダー」にチェックすることで、デスクトップ/ドキュメント等ユーザー利用フォルダーを仮想ドライブにリダイレクトします。
リダイレクト可能なWindowsの既知のフォルダー
頻繁にアクセスする「デスクトップ」、「ドキュメント」などWindowsの既知のフォルダーを、仮想ドライブ上に移動(リダイレクト)します。ユーザーは従来のWindowsの操作と変わることなく、仮想ドライブ上にデータを安全に保存することが可能です。本設定を行うと、Microsoft OfficeのWord等で文書を保存する際のデフォルトの「ドキュメント」フォルダーは、仮想ドライブへ移動され、ユーザーが意識しなくても文書の保存は仮想ドライブ上のデフォルトの「ドキュメント」フォルダーに行われるようになります。仮想ドライブへのファイルとフォルダーの移動は、仮想ドライブ作成後、初回のマウント時に行なわれます。なお、作成する仮想ドライブのサイズが、移動するWindowsの既知のフォルダー内のサイズより大きいことが前提となります。作成時に容量チェックを行ない、移動フォルダー(ファイル)の容量の方が大きい場合は、エラーメッセージが表示されます。その場合は、「いいえ」をクリックし、一度ウインドウを閉じて、作成する仮想ドライブのサイズを再設定してください。Windowsの既知のフォルダーは以下の通りです。
リダイレクト可能なWindowsの既知のフォルダー¶ 日本語
英語名
場所
3D オブジェクト
3D Objects
C:\Users\[user]\3D Objects
アドレス帳
Contacts
C:\Users\[user]\Contacts
お気に入り
Favorites
C:\Users\[user]\Favorites
ダウンロード
Downloads
C:\Users\[user]\Downloads
デスクトップ
Desktop
C:\Users\[user]\Desktop
ドキュメント
Documents
C:\Users\[user]\Documents
ピクチャ
Pictures
C:\Users\[user]\Pictures
ビデオ
Videos
C:\Users\[user]\Videos
ミュージック
Music
C:\Users\[user]\Music
リンク
Links
C:\Users\[user]\Links
検索
Searches
C:\Users\[user]\Searches
保存したゲーム
SavedGames
C:\Users\[user]\Saved Games
設定XMLファイルに指定されているフォルダー
設定ファイル(ZVDesktop_Config.xml)で指定したフォルダーを、WindowsのJunction機能を使用して仮想ドライブに移動します。ただし、ユーザー権限でアクセスできる必要があります。 ただし、Cドライブから移動すると動作しなくなるアプリケーションも存在するため、事前に検証が必要となります。 現在検証済みのアプリケーションは、Office365のOutlookです。OSTファイルを格納しているフォルダーを仮想ドライブに移動できます。 なお、設定XMLに指定できるフォルダーは最大4つまでです。
詳細は 1-5. ZVDの仕様 をご参照ください。インターネットエクスプローラーの一時ファイルフォルダー
インターネットエクスプローラーが保存する一時ファイルのフォルダー(キャッシュ)を仮想ドライブに設定します。仮想ドライブを削除した場合、一時ファイルフォルダーの内容も削除されます。
エクスプローラー上で非表示、アクセス禁止にするドライブ
- 「コンピュータ内蔵のハードディスクドライブ」、「USBメモリー、リムーバルディスクドライブ」、「CDDVDドライブ」、「ネットワークドライブ」についてエクスプローラー上で非表示、アクセス禁止にするドライブを設定できます。
※ USB接続の外付けハードディスクなどでWindowsが内蔵のハードディスクと判断している場合は、USB接続でも「コンピュータ内蔵のハードディスクドライブ」をチェックすることでアクセス制限が行われますのでご注意下さい。
フルバックアップ
フルバックアップ用の領域を確保する
チェックを入れた場合は、仮想ドライブ作成時にフルバックアップ用の領域を確保します。仮想ドライブ容量と同等のサイズが必要となります。 ロールバック用のファイルの作成、フルバックアップの領域を確保した場合は、仮想ドライブの3倍の容量が必要となります。
全ての設定を完了後、「OK」をクリックして「詳細設定」の画面を閉じます。
2-3. 仮想ドライブの作成¶
「完了」をクリックすると、仮想ドライブの作成が開始されます。
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仮想ドライブ作成後、自動的にZVDの終了画面が表示されますので、ログオフ、シャットダウン、再起動のいずれかを選択してください。
Windowsに再度サインインするとZVDスタート画面が表示されますので、「START」をクリックしてください。 初回マウント時はフォルダーリダイレクション(移動)を行います。移動するファイルやフォルダーが多い場合は、デスクトップが表示されるまで数分かかることがあります。
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フォルダーリダイレクションが完了すると、デスクトップが表示されます。
デスクトップの左上にZENMUツールバーが表示されますので、設定の変更やログオフ、シャットダウン等はZENMUツールバーのアイコンから実行してください。
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