ZENMU for PC 導入事例

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株式会社LIXIL

”情報漏えい100%阻止”を目指すLIXIL

モバイルPCのデータ保護にZENMU for PCを採用

 建築材料・住宅設備機器業界の国内最大手、株式会社LIXIL(リクシル、以下LIXIL)は、 営業部門の社員が持ち運んで利用するモバイルPCの情報漏えい対策として「ZENMUfor PC」を採用した。たとえPCを紛失しても情報漏えいを 100%防止できるZENMUのテクノロジーを高く評価し、約4,500台のモバイルPCを対象に導入を進めている。

LIXIL全員

 

課題

  営業マンが持ち運んで利用するモバイルPC に情報漏えいのリスクがある
  暗号化による対策は“100%の情報保護”を担 保することが難しい

効果

  データを2つに分割・分散保存し、一方のデー タだけでは元データが復元できない安心感
  ZENMUが世界に通用するセキュリティ対策 の仕組みになると評価した

理由

  テザリングに利用するiPhoneを活用するこ とで利便性・安全性を確保
  ZENMUとリカバリーツール、Boxによりモバ イルPCに情報を持たせない環境を実現

 

導入の背景

事業規模を急速に拡大するLIXIL モバイルPCによる情報漏えいに課題が

小和瀬氏

 LIXILは、トステム、INAX、新日軽、東洋エクステリア、サンウエーブ工業の事業統合により2011年4月に設立された。発足直後からM&Aによる積極的なグローバル展開を推進し、 カーテンウォール(ビル外壁材)メーカーの伊ペルマスティリーザ、水回り製品メーカーの米アメリカンスタンダード、水栓金具メーカーの独グローエなど、世界的なシェアを持つ大手企業を次々と 傘下に収めている。

 そんなLIXILでは、国内外のグループ企業を対象に全面的な情報システム刷新を進めている。 一方で課題となっていたのが、情報漏えい対策だった。
「当社では営業マンにモバイルPCを配布しており、それぞれがPCを外に持ち出して業務に利用しています。 しかしこれまでは、PCのセキュリティ対策が十分とは言えず、万一PCを紛失しまったら情報が漏えいしてしまうリスクがありました。 そこで『たとえPCを紛失しても情報漏えいが100%阻止できる仕組み』を求めたのです」と、同社の理事CIO兼 情報システム部 本部長の小和瀬 浩之氏は話す。

 

導入の経緯

情報保護を実現する二つの施策に着手
PCの情報保護にはZENMU for PCを採用

 LIXILは「個人情報保護委員会」を設置して情報の取り扱いに関するルールを策定するとともに、最先端テクノロジーの採用による解決策を模索した。 その結果、二つの施策にたどり着いた。
 一つはデータの保管場所としてクラウドストレージを採用し、ローカルのPCにはデータを置かないという施策だ。 クラウドストレージには、すべてのデータの操作ログが取得できるという理由から 「Box」を選定した。

菖蒲氏

  「Boxの活用は有効な情報漏えい対策です。ただし、営業マンがモバイルPCを利用する場所によってはネットワークがつながらないこともあり、 その際にはデータをあらかじめダウンロードしておく必要があります。この部分の情報漏えい対策が不可欠だと考えました」(情報システム本部 Information Excellence部 部長 菖蒲 真希氏)
 同社では、この二つ目の解決策として、データ暗号化やVDIなどの導入を検討した。だが、暗号化は設定したパスコードが解析されてしまえば情報漏えいのおそれがある。VDIはネットワークにつながらない場所では利用できず、結局はローカルにデータを保存することになる。しかもコストが高い。
 「いずれも当社の要求を満たすソリューションではなく、それらに代わる技術を探しました」(菖蒲氏)
 そして巡り合ったのが、PC上のデータを2つに分割・分散保管するZENMU for PCだった。
 「ZENMU for PCには、分散した2つのデータのどちらか一方が欠けても、元データが復元できないという安心感がありました。これならば、PCからの情報漏えいをかなりの確率で防げるのではないかと考えました」と、菖蒲氏は振り返る。
 さらに、小和瀬氏はこう続ける。
 「ZENMU for PCは最新のテクノロジーで、豊富な導入実績があったわけではありません。それどころか当社が第1号ユーザーです。しかし当社では、最先端テクノロジーをいち早く試用し、採用の可否をみずから判断する“目利き”であることが重要だと考えています。ZENMU for PCのコンセプトはすばらしく、世界に通用する日本発のセキュリティ製品になると評価し、導入を決めました」

 

導入の効果

PCとiPhoneにデータを分割
100%の情報保護を実現

藤山氏

 LIXILでは2015年8月から ZENMU for PC のUSB版を試用して効果を検証。その後、同社の利用環境に合わせたiPhone版(ベータ版)を使った実証テストを半年間かけて実施した。
 「当社では営業マンにiPhoneを支給しており、モバイルPCからネットワークに接続する際には必ずiPhoneのテザリング機能を使うようにしています。ですから、ZENMU for PCを使ってPCとiPhoneにデータを分割保存すれば、USBメモリよりも利便性・安全 性は高まると考えました。併せてPCの再起動時に初期化するリカバリーツールを導入することで100%の情報保護を実現したのです」(情報システム本部 Information Excellence部 デバイスグループ 藤山 雅剛氏)
 最初のステップとして、営業部門が使用する約4,500台のモバイルPCを導入対象にすることとし、まずは営業部門の200ユーザーを募って先行導入した。現在は、ZENMU for PC とクラウドストレージのBoxの導入をセットにして順次導入を進め、2017年度内には約4,500台への導入を完了させる計画だ。また、ZENMU for PCで扱っているモバイルPC側のデータをBoxへ自動的に退避・バックアップするための仕組みも用意していく。
 営業部門への導入を終えたのち、モバイルPCを使う他の業務部門にも徐々に広げ、第二ステップでは約7,000台、最終的にはグループ企業も含む約20,000台へ ZENMU for PC を導入することを目標としている。

LIXILシステム図

 

会社プロフィール

株式会社LIXIL
http://www.lixil.co.jp/
住所 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 霞が関ビルディング36階
代表者 代表取締役社長 兼 CEO 瀬戸 欣哉氏
従業員数 1万4,295人(2016年3月末現在)
業務内容 建材・設備機器の製造、販売、およびその関連サービス業